明日は大井競馬場、門別競馬場の2場で重賞競争があります。ダートの祭典JBC!
AIは地方競馬の調教評価ができませんので、調教評価を抜いたスピード・血統・展開予想をしていきます。
JBCレディスクラシック(G1)
大井 ダート1800m で行われる牝馬限定のG1レース。スタートから1コーナーまでは直線300m。外回りを使用するのでラストの直線は386mと地方競馬場では1番長い。この直線386mという条件下においては、逃げ馬で逃げ切り勝ちというのは中々厳しい印象だ。ただし前提として明日は雨馬場。振り続けるのか、止むのかはわからないがどちらにしても稍重〜重でレースが行われるだろう。この条件ではやや差し馬が厳しい印象も受けるが、スタミナが持たずに前崩れという想定も出来る。前へ行ける馬を軸に、差せる馬を穴に指名していきたい。
◎ 2 マドラスチェック
◯ 14 ローザノワール
▲ 13 マルシュロレーヌ
△ 12 ファッショニスタ
△ 1 レーヌブランシュ
△ 9 サルサディオーネ
注 15 レイチェルウーズ
隊列予測は9サルサディオーネがハナ。2番手にファッショニスタ、マドラスチェック、ローザノワールの隊形。外枠を引いたマルシュロレーヌは中段に付けると予測、その後ろに15レイチェルウーズなども紛れる形か。
AIの本命は大井1800で実績豊富な2マドラスチェック。鞍上も南関のTOPジョッキー森騎手が乗るなら頼もしい。対抗はJRAで3勝クラスを抜けたばかりだが14ローザノワール。外枠先行なのが気になるが、スイスイと番手外目を取れそうだし自分のリズムで行けるなら十分勝負になる。マルシュロレーヌは大井で重・不良のオルフェーブル産駒はサンプルが少ないものの1回しか馬券になっていない点を考慮し、3番手。12ファッショニスタはやや距離が長い気もするが実績を考慮して。9サルサディオーネはとにかく粘り倒せるか。15レイチェルウーズは東京2歳優駿牝馬の勝馬。今年に入ってから全く馬券になっていないが、この条件なら無欲の一発を狙っても良い。
JBCスプリント(G1)
大井 ダート1200m で行われるG1レース。昨年は浦和1400mだったので、条件が変更されている。スタートから1コーナーまでは直線500m。外回りを使用するのでラストの直線は386mと地方競馬場では1番長い。ダート1800と同じく外回りを使用する点に注意したい。
◎ 11 ジャスティン
◯ 6 サブノジュニア
▲ 14 ブルドッグボス
△ 13 コパノキッキング
△ 9 キャンドルグラス
△ 4 メイショウアイアン
注 7 サクセスエナジー
注 3 ノブワイルド
今回の4競争の中で1番荒れ目が狙えるのはどう考えてもこのレースだと思う。内枠に快速先行馬のヒロシゲゴールド、モズスーパーフレア、ノブワイルドの3頭が揃い、更に雨馬場。カナリ展開が早くと誰もが予測するだろう。しかしこのレースにJRAの芝1200G1ウィナーであるモズスーパーフレアにミスターメロディも出てくるとはなんとも豪華なレースになった。どんな紛れがあってもおかしくない大混戦必至のレースだ。
AIの本命は11ジャスティン。鞍上は元南関ジョッキーの戸崎騎手で、前走同じ条件の重賞:東京盃の勝馬。大井2戦2勝で相性もよく、オルフェーブル産駒のスプリント成績も優秀な点を評価する。対抗以下も正直大混戦だが、大井と相性がよく差し評価TOPの6サブノジュニアと、昨年の勝馬14ブルドッグボスの地方勢を上位評価。JRAから評価できるのはAI的には2頭で13コパノキッキングと、7サクセスエナジーの実績を買いたい。どんな展開でも逃げまくる3ノブワイルドは、ヒロシゲゴールド、モズスーパーフレアを競り落とせば3着までならあっていい。ノーマークだが9キャンドルグラスも大井の1200は実績もあるし社台ファームの生産馬にデムーロ騎手が乗る上に、スピード評価も上位。穴で積極的に買いたい1頭としたい。
JBCクラシック(G1)
恐らく4競争の中で1番荒れないレース。クリソベリルとオメガパフュームの一騎打ちムードだ。この2頭が絡んでしまうと馬券的には厚く買わないと美味しくないレースになりそう。
◎ 1 オメガパフューム
◯ 5 クリソベリル
▲ 14 チュウワウィザード
△ 6 ダノンファラオ
△ 3 ロードレガリス
注 7 サクラアリュール
本命対抗は言わずもがな。オメガの逆転に期待してみたい。3番手以下もJRA勢だが、特に買ってみたいのは7サクラアリュール。今年OP馬になった当馬だが、前走はG3だが2着と好走。今回は、前走から斤量3キロ増を考慮するとやや評価は下がるが1発の紛れがあるならこの馬か。地方勢で唯一買いたいのは、雨馬場なら10歳馬だが中央のG1ウィナー、8サウンドトゥルーを推したい。
JBC2歳優駿(G3)
こちらは門別競馬場で行われる2歳限定のG3、ダート1800m。競馬場がこのレースだけ異なるので注意したい。以前からこのレースは北海道勢がよく絡むレースではあるし、今回も絡んできておかしくないメンバー。このレースも穴が絡んでも不思議ではない。門別のダート1800はスタートから1コーナーまでが270m。最後の直線は330mと、大井に比べるとやや小回りで先行有利だが、意外に外枠が強い点に注意したい。
このレース、実は全頭が前走逃げor先行馬。展開がかなり読みづらい。スタート勝負で出たなりに進んでいくんだろうが、どの馬が控えるかがわからない。スタートが決まれば内枠のJRA勢5カズカポレイと、6ルーチェドーロが行きそうな雰囲気だ。この2頭が行くと決めつけて予想をする。
◎ 6 ルーチェドーロ
◯ 9 タイセイアゲイン
▲ 5 カズカポレイ
☆ 8 ラッキードリーム
△ 1 ノットリグレット
△ 10 シビックドライヴ
注 13 レイニーデイ
再度のダート代わりで重賞挑戦かつ、600mの距離延長となるがAIの本命は6ルーチェドーロ。デビュー戦が函館のダート1000mを使われ、その後函館スプリントステークスで2着と健闘。スタートから登っていくコース形態の函館スプリントで実績を残したのはスタミナ・パワーのある証拠で、マクフィ産駒ならダートは全く問題ない。米国のミスプロ系はこのコースでも複勝率30%をキープできているし血統的には悪くなさそうだが、鞍上が門別0-0-0-3という戦績なのが気になる。対抗以下はJRA勢と北海道勢がほぼ半々。個人的に注目しているのは5カズカポレイ。未勝利を抜けるのに3戦を要したが、一貫して同じ距離を使われている点は◎ 今回初めての右回りとなるが、人気も全然していないJRA勢の馬なら買っておきたい。北海道勢は北海道リーディングの田中淳司厩舎の馬を中心に抑える。能力的に注目しているのは1ノットリグレット。クロフネ産駒はサンプル少ないが同条件で1−1−0−1。ヴァイスリージェント系は3-2−0−3と複勝率が高い点に注目したい。